CATEGORY:東海リーグ
2016年07月02日
東海リーグ 第9節 東海学園大学戦
東海学生サッカーリーグ戦(1部)
第9節 東海学園大学戦
7/2((土)14:00 kick-off
@草薙陸上競技場
晴、風あり
▼試合終了
静大 4-3 東学大
(前半1-2、後半3-1)
▼得失点経緯
×失点 前半26分
×失点 前半36分
○得点 前半45+2分 9FW古川(←20FW内海)
○得点 後半5分 19MF結城(←8MF曽根)
○得点 後半14分 9FW古川(←20FW内海)
○得点 後半26分 20FW内海(←5DF山下←8MF曽根)
×失点 後半28分
▼試合概要(長文になります)
リーグ前半最終戦、静大は強敵・東海学園大学を相手に勝ち切り、4連勝をあげた。
試合が始まってすぐ、相手のうまさをひしひしと感じた。これまで勝ってきた3チームとは明らかに違った。正確なパスとトラップ、1対1の強さ。東学大は小刻みにパスをつなぎ、チーム一体となってペナルティーエリア付近まで押し上げてくる。静大は8MF曽根と13MF岸野のダブルボランチを中心に、精力的に動き回り粘り強い守備を続けたが、前半26分と36分、MFの個人技から右、左のサイドを抜かれ、センタリングからいとも簡単に得点されてしまった。しかし、押される一方で前半を終えるかと思われたアディショナルタイムに「事件」が起こった。
相手のパスがペナルティーエリア内に蹴り込まれ、このボールを止めようと前に出たGK1沢山と、シュートしよう走ってきた相手プレーヤーが交錯した。別角度から見れば沢山の手はボールに行っており、これに相手プレーヤーが引っかかり転倒したのだが、審判は沢山のファウルをとり、PKとなってしまった(写真12)。しかし、ここでもう一度、「事件」が起こった。
相手プレーヤーはPKをゴール中央低い位置に思い切り蹴ったが、右に飛びながらもかろうじて足を残した1GK沢山がこれをスーパーセーブ。沢山の左足に当たったボールは驚くほど大きく跳ね返り、左サイドで水を飲んでいたMF17大島の前に転がった。大島はこれをすばやくトラップし、センターサークル付近にいた20FW内海にパス。内海はディフェンダーを振り切ってドリブルで突き進み、左サイドからセンタリング(写真13-14)。これを中央を駆け上がってきた9FW古川がヘディングシュート(写真15-17)。期せずして静大のカウンター攻撃となり、前半終了間際に1点を返したのだった(写真18)。
ハーフタイムのミーティングは池谷監督の叱咤から始まった。「おまえたち、これでいいと思っているのか!!」(写真19)そしてその後、選手たちに後半の戦術を与えた。「相手のディフェンスラインをよく見てみろ。前がかりになり過ぎているし、反応も鈍い。前線に大きく蹴り込め。」(写真21) そして、足の速い19MF結城をサイドハーフからFWに上げ、内海をトップ下に下げた。
池谷監督の采配は、後半すぐに成果をあげた。後半5分、ボランチの曽根がボールを奪うと、結城の前方めがけてロングボール。結城は相手GKに間合いを詰められながらも、これをゴールに蹴り込んだ(写真21-24)。またその9分後、今度は内海が古川の前方めがけてロングボール。ボールのバウンドをよくみていた古川は、これを浮き球でうまくゴールに放り込んだ(写真27-30)。これで3-2と逆転した。
東学大はここでガックリするようなチームではなく、その後も攻撃は衰えず、一方静大も、体をはった粘り強い守備からカウンター攻撃を続けた。
後半26分、後半唯一のCKを曽根が左足で蹴った(写真33)。慣れない左足なら強いボールにならず、ふわりしたボールがゴール前に入ることを狙ったのだろう。蹴ったボールは狙い通りの軌道を描いてゴール前へ。フィジカルの強い5DF山下がこれを頭で落とし(写真34)、それを内海が落ち着いてゴールに流し込んだ(写真35-37)。
これで2点リードはしたが、残り時間はまだ20分あり、再逆転される可能性は十分あった。実際、4得点目の直後、東学大10FW畑の個人技から1点を返された。しかし、静大選手たちの意識は統一され徹底していた。「チーム一丸となってリードを守りきる!」池谷監督も、疲れが見えてきた1年生・岸野に替り、怪我明けの2年生・林を(写真43)、3年生・内海に替り、これも怪我明けの4年生・小川を入れて(写真50)、守備力の補強とモチベーションのアップを図った。
アディショナルタイムが3分過ぎ、試合終了。この試合も守備の中心を担った曽根は、しゃがみこみ、拳でピッチを叩き、歓喜の雄叫びをあげた(写真54)。
前半戦は4勝・4敗・1分けで、勝ち点13、第6位で終えた。
これからチームは、7月いっぱいは通常の練習をこなし、8月第1週に前期試験やレポート提出を終えた後、夏合宿の予定。東海リーグ後半戦は9月第2週から始まる予定だ。
▼スタメン
1 GK 沢山貴大(4年)
2 DF 加藤大智(4年)
3 DF 吉水智秋(4年)
5 DF 山下宇一(2年)
10 MF 戸高大記(3年)
19 MF 結城海太(1年)
13 MF 岸野泰知(1年)
8 MF 曽根由成(4年)
17 MF 大島拓馬(2年)
20 FW 内海 徹也(3年)
9 FW 古川由(4年)
▼サブ
12 GK 市坪 皇(3年)
4 DF 杉原 輝(3年)
7 MF 中村武彦(4年)
25 MF 高野 柊平(3年)
6 MF 林 優吾(3年)
23 MF 杉山遼太朗(2年)
11 FW 小川拓(4年)
▼交代
ハーフタイム 10MF戸高→7MF中村
後半39分 13MF岸野→6MF林
後半45+2分 20FW内海→11FW小川
▼スタッフ
監督 池谷孝
トレーナー 今城栄祐
MG 阪本萌(4年)
MG 東郷弥由(3年)

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東海リーグ第18節 名古屋商科大学戦
東海リーグ第17節 愛知学院大学戦
東海リーグ第16節 名古屋経済大学戦
東海リーグ第15節 中部大学戦
東海リーグ 第14節 静岡産業大学戦
東海リーグ 第13節 中京大学戦
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COMMENT
「▼試合概要」における前半終了間際のPKクリアからカウンター攻撃までの記述を変更しました。PKクリアは、1GK沢山君のスーパーセーブでした。
Posted by 静岡大学サッカー部後援会 at 2016年07月12日 11:05